【群馬・板倉町】うおとしで淡水魚づくし膳

6月、Twitterで気になっていた川魚料理屋さんの「うおとし」さんに行ってきました。

場所は群馬県の板倉町。利根川の流域です。

群馬県といっても、羽生市や加須市などに近く、文化圏としては埼玉県のそのあたりのエリアに近いのかなーという印象があります。

今回は最寄りの板倉東洋大前駅近くの「わたらせ自然館」で、自転車をレンタル。

駅を挟んで反対側には渡良瀬遊水地があり、野鳥観察のメッカでもあります。今度は鳥も見に来たい。

道中、道路脇の柵には浮き上がるナマズの絵。さすがナマズを良く食べる文化圏・・

ランチタイムのギリギリに到着!めちゃめちゃ立派な店構えです。

メニューを拝見。うなぎや天ぷら、うどんなどももちろんあるのですが、淡水魚マニア向けは、この「いたくら膳」シリーズですね!

これでもかと地元の川魚がいただける死角のない定食になっています。今回は「いたくら三の膳」をチョイス。

食べきれないと思い今回は見送りましたが、単品メニューにも気になるものがたくさん。

 

しばらくして「いたくら三の膳」が到着。

食べ応えがすごい鯉こく。

鯉のあらい。スタンダードに酢味噌ですね。

なまずの刺身。

透き通った美しい白身です。

そして、ナマズの天ぷらとたたき揚げ。

とくに手前のたたき揚げは、根菜も一緒に練り込んであるのか、とても風味豊かで感動でした!

お店の近くには「雷電神社」というナマズを祀る神社もあるそうなので気になっていたのですが、今回は時間切れ・・また次回は行ってみたいと思います。

【神奈川・三崎】クサフグの産卵を観察してきました

6月11日のことですが、三崎の某海岸でクサフグの産卵を観察してきました。

クサフグの産卵は、初夏の新月・満月のあと見られると聞き、ずっと観察したいな〜と思っていたのです。

今年は、6月10日が新月。クサフグの産卵は、新月当日にも見られるものの1日〜2日後くらいのほうが大規模になると聞き、アタリをつけていました。

まず6月10日(新月の当日)に見に行ってみる

ちょうど仕事の合間で時間があり、新月の当日にも行ってみました。

クサフグの産卵は、潮が満ちてきて満潮を迎える前に行われるとのこと。この日の満潮は17:45くらい。

のんびりしすぎて、到着したのは16:40。産卵場所に行ってみると、思っていたより地味〜ながらすでに産卵が始まっていました!

浜辺にクサフグが集まり、ところどころでパシャパシャと盛り上がっています。

居合わせた研究者の方曰く、水際で群れているのはほとんどがオスで、メスが産卵するタイミングをうかがっているそう。メスが1匹、沖の方からスーッと入ってきて卵を産むようです。

このバチャバチャはオスが寄ってたかって放精していたんですね。必死です。

6月11日(新月の1日後)は産卵祭りに!

昨日の反省を踏まえて、この日は早めに来てクサフグがやってくるのを待っていました。

この日の満潮は18:20くらい。

15:30には魚の姿はまったく見られなかったのですが、16:00前になると、どこからともなくクサフグたちの影がゆらゆらと現れ、どんどん波打ち際に近づいてきました。

時間を測ったように現れるクサフグ。何がトリガーとなってこのタイミングにやってくるのか不思議なものです。

どんどんと押し寄せるクサフグ。そして明らかに昨日より数が多い!

体感ですが、前日の新月当日に比べて5〜10倍の産卵規模があったように思います。

産卵がマックスになる時間帯には、あちこち同時に産卵が重なり、撮影がモグラ叩きのようになって落ち着きませんでした。。

産卵も後半になると、オスの精子で海岸も白濁りに。

時間にして20〜30分で段々と落ち着きを見せて行ったのでした。また来年も見にきたいと思います。