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【岐阜】淡水魚の水族館 アクア・トトぎふに行ってきました

淡水魚の水族館といえばアクア・トトぎふ。

一度は行きたいと思いながらお邪魔できていなかったのですが、先日ついに行ってまいりました。

岐阜県は各務原市にある淡水魚の水族館です。東京から行くとなると、名古屋に行くついでに寄るには、行けそうで遠いという絶妙な距離感。

水族館だけの予定で日帰りしてみることにしました。

そして今回はかねがねお会いしてみたいと思っていた、アクアトトぎふにめちゃくちゃ詳しいイラストレーターのオワコマさん@owarikomakixにご一緒いただけることに。幸せすぎる!

水族館は木曽川のほとりにある「河川環境楽園 木曽川水園」のなかに位置しています。ほかには観覧車やアウトドアフィールドなども充実。

いざ水族館へ。入場すると早々にエレベーターで4Fに案内されます。

長良川を源流から下流へ

世界の淡水魚ももちろん目玉ですが、まず始まるのは長良川の源流から河口までをイメージした展示。透明な天井で、光が綺麗に水槽に入ってきます。

自然光が差し込む展示室は、明るくてありがたい!その一方で、ガラス面に自分の姿が映り込みやすいので、写真はちょっと撮りにくいかも。

展示は長良川を源流から下流へと降っていくような構成になっていました。

出迎えてくれたサンショウウオたち。オワコマさんにいろいろ教えていただく。

オオサンショウウオやニホンイシガメも!

だいぶ下流の方に来ると「用水路の生きもの」コーナーが。こういう環境が一番好きです。

セキショウモ茂る水槽。これは管理が大変そうですが、めちゃくちゃ美しい!

この水槽で見られたのはカワバタモロコ、アブラボテ、トウカイコガタスジシマドジョウなど。トウカイコガタはやっぱり小さいですね。

下流の方になってくると、小型水槽も充実。

トウカイヨシノボリ

ウシモツゴ

そしていよいよ最下流に近づいてきました。やっぱりこの辺りの雰囲気も好きだな〜

ワタカ、ボラなどと一緒に、イタセンパラが特別展示されていました。

ふと気がつくと、まだ世界の淡水魚を見ていない段階でお昼に・・

世界の淡水魚はメコン川からスタート

そしていよいよ、世界の淡水魚展示へ。メコン川をはじめとした、アジアの淡水魚からスタート。

メコン川コーナーの手前に、中国の淡水魚も。現地で採集してみたい・・

カラヒガイ Sarcocheilichthys sinensis

コヒガイ Sarcocheilichthys parvus

シニボティア・ロブスタSinibotia robusta

グリーンバーブ barbodes semifasciolatus

そしていよいよメコン川。こちらは中流のそれほど大きくない魚が集められた水槽。とはいってもデカイですが・・

ハンパラバーブ Hampala macrolepidota

レッドフィンバーブ Barbonymus schwanefeldii

レッドフィンジャイアントバーブ Leptobarbus hoevenii

ルシオソマ・セティゲルム Luciosoma setigerum

レッドフィンボティア Yasuhikotakia modesta すごい寝相だ・・

そして大型魚水槽へ!1匹1匹の大きさはもちろん、これだけ集まるとワクワク感がすごい。

パーカーホ。コイ科の最大種で大きくなると3mほどになるらしい・・デカすぎる。この子はかなり寸詰まりのような気が。

タイガーバーブ

メコンオオナマズ

イエローフィンバーブ

トランスルーセントグラスキャット

レインボーシャーク

 

アフリカのコンゴ川、南米のアマゾン川

ゴライアスタイガーフィッシュ

 

 

 

【備忘録】生のハチノスから「トリッパのトマト煮込み」を作る

バルなどでついつい頼んでしまう「トリッパのトマト煮込み」。おいしいですよね。先日金沢でふらっと入ったお店で食べながら「あれ、これ自分でも作れるんちゃう?」と思ってしまいました。

そうなると、まずはメインの材料であるハチノス(牛の第2胃)を入手せねばなりません。

しかし、どんなところで入手できるかわからず、横浜市内でお肉やさんを数軒あたってみるも撃沈。多めのロットなら取り寄せてくれるというお店はありましたが、その場ですぐ売ってくれるところはなかなかありません。

そんななか、twitterで「もつ肉に明るいお肉屋さんがある」と情報いただいて伺ったのが、大口にあるこちらの北海屋さん。

看板にも「もつにく」とあります。ハチノスがないか聞いてみると、ありました。700g弱で1000円ほどとのことで、買って帰りました。ちなみにこちらのお店は牛レバーも絶品とのこと。今度トライしたい。

ずっしり。

ハチノスです。下処理されていない真っ黒なものは下ごしらえが大変というブログも見ましたが、こちらはめちゃめちゃきれい。すでにくさみもほとんどありません。

生の状態だと、イタリアンのお店での印象より随分とハチノスの目が粗い印象。

ネットやYoutubeで見たレシピをテキトーにアレンジしてやってみます。

ハチノスを下ゆでします。少量のショウガと一緒に、水からハチノスを15分程度、2回ゆでてみました。キューっと縮み、よく見るイメージのトリッパの目の粗さに変化。

オリーブオイルでにんにく、たまねぎ、人参のみじん切りを炒める。

しんなりした頃に、短冊切りにしたハチノス(トリッパ)250gくらい、カットトマト1缶、白ワイン200cc、水300cc、コンソメ顆粒、ローリエを投入。フタをして1時間20分くらい、中弱火〜弱火で煮詰める。

水分が飛ぶまで煮詰めてみました。とりあえず完成!

一晩くらい味をなじませても良いらしいのですが、我慢できないのでいただきます。うむ、なかなか! くさみはまったく気にならず、上出来です。ハチノスの鮮度が良かったのかも。

ハチノスの分量はもう少し多くても良いかな、というのが改善点でしょうか。白インゲン豆なんかをいっしょに煮込んでもよさそうです。それでは!

【石川・富山】金沢市・南砺市のどぜう蒲焼き

編集を担当した『日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑』の食文化のページにも記載されていますが、金沢市はどじょう蒲焼が名物。

北國新聞によると、明治時代、長崎からやってきたキリシタンが生活の足しにするために、田んぼで採れたドジョウを蒲焼にして売り歩いたことがはじまりだとか・・

そして金沢市から山脈を挟んだ向こう側にある、富山県南砺市でもどじょう蒲焼きがよく食べられているとのこと。

両市のどじょう蒲焼きを食べて回ってきました。

金沢市のどじょう蒲焼

近江町市場

まずは金沢市の食の中心、近江町市場にやってきました。食材の豊富さに圧倒されつつも、すぐにどじょう蒲焼を発見。

近江町市場では120円が相場のようです。金沢ではどじょう蒲焼は夏の食べ物だったそうですが、近江町市場では最近は周年販売されているとのこと。

たくさんの串でまとめるディスプレイ方法が面白いです。聞いてみると、季節によるのだとは思いますが、だいたい大分のドジョウを使用しているようでした。

近江町市場は青果もすごいですね。

かばやきの浅田

近江町市場からは歩いて15分ほど、横山町にある「かばやきの浅田」さんでもドジョウ蒲焼を購入しました。

お店の中に入ると行きたドジョウが。大きさによって2つの桶で管理しているそうです。(撮影OKいただきました)

かわいいパッケージ。

南砺市のどじょう蒲焼

佐波かばやき店

高岡駅でJR城端線に乗り換え。

福野駅を降りると、田園地帯が広がっていました。これは昔はドジョウがたくさん採れただろうな・・という印象。現在は田圃のまわりはコンクリート水路がほとんどで田圃と水路の連続性はあまりなさそうです。

高清水山地が遠くに見えて絶景です。

しばらく歩いて佐波かばやき店さんに到着。

話を伺うと、以前は周囲にも数件どじょう蒲焼のお店があったが、現在はこちらだけになってしまったとか。

1本あたり80円と非常にリーズナブルです。奥の作業場で、ご家族で大量に仕込みをされていました。

福光駅の杓子屋さん・清水やさん

南砺市の中では栄えている福光駅周辺には、どじょう蒲焼を販売されているお店が2軒。

どじょうを愛する魚滋会のメンバーで、杓子屋さんと清水やさんを巡りました。

福光駅からまっすぐあるくとレトロな商店街が。

小矢部川。

魚滋会の夜の会合にてオープン・・

南砺市のどじょう蒲焼3店の比較。左から清水や、佐波かばやき店、杓子屋です。

焼き具合やタレの味わいに個性があり、どれも美味しいですね。

【三重】桑名市多度の鯉料理店・大黒屋であらい膳

3月前半、長らく気になっていた大黒屋さんにお邪魔したのでメモしておこうと思います。

名古屋駅からJRに乗り込み、三重県の桑名駅で養老鉄道に乗り換え。15分ほどで最寄りの多度駅に到着します。

多度大社が有名な駅ですが、今回は時間の都合で参拝できず・・

お店に向かって歩き出すとさっそく多度川沿いに出ました。何か採れそうな淵。

川沿いを15分ほど歩くと大黒屋さんに到着。多度大社の参道でもあるので道中も風情がありました。

あいにくの雨で街はひっそりとしており、どうやらお店にもほかに1組しかいないようでした。すこし緊張しながら入店。

門をくぐるといきなり立派なお庭が。

そして靴を脱いで客間に案内いただいたのですが、奥の庭と建物がさらにすごすぎて度肝を抜かました。

一人でランチに来たのですが、こんなに立派な客間に案内されてしまいました。贅沢すぎて申し訳ない・・

今回は2080円のランチコースを選択。めちゃくちゃリーズナブルです。

ときどき響くししおどしの音を聞きながら、しっぽりと鯉料理を待ちます。

お茶とお菓子。湯のみが可愛い。

まず出していただいたのは、うろこの唐揚げとすり身だんご。鯉料理といえば、あらいや鯉こくがポピュラーですが、うろこやすり身を使った料理はかなり珍しい気がします。

うろこには生姜を少しまとわせているようで爽やかな風味。

そして鯉こく。一般的には赤味噌を使っていることが多いと思いますが、こちらは西京味噌のようです。

鯉こくのあとは、そのほかのお料理を一気に持ってきてくださいました!

あらい。

南蛮酢。

鯉の白子。

というわけで素晴らしいお料理を大変贅沢な環境でいただきました。必ずや再訪しなくては。